- 飛行機の予約してるけど台風がきたらどうなるの?
- 台風で飛行機が欠航になりそうだから一刻も早く、対応方法を知りたい方はこちら
台風で搭乗予定の飛行機の欠航が心配な方へ
台風で予約していた飛行機が欠航になりそうなとき、どう動くべきかの対処法、欠航になったあとの手続きの手順をまとめました。
- 台風で飛行機が欠航になる基準と欠航の確認方法(国内線と国際線)
- キャンセル料の有無、払い戻し方法と振替手順
- 台風で飛行機が欠航になったとき、ホテルや代替交通手段の料金補償は?
- 台風で飛行機が欠航になりそうなときの対処法
- 台風で飛行機が欠航になったあとの手続き

台風による飛行機の欠航の基準に絶対はない
飛行機は向かい風には強いですが、横風には弱いです。
そのため欠航の有無は横風の影響が大きいです。欠航に関して、出発地や到着地の風速や風向きが重要な判断材料になりますが、具体的な数字で横風〇〇メートル以上だと欠航といった基準はありません。
また飛行機材によってこの風速なら飛べる、飛べないもあります。
台風による飛行機の欠航の有無はそれぞれの航空会社によってマニュアルがあり、さまざまな複合要素から総合的に判断されます。
飛行経路にある台風は避けて飛べるので、さほど関係ありませんが離着陸地が暴風域にはいったときは欠航になる可能性が高い、と思っておきましょう。
台風による飛行機が結構する確率は約1〜1.5%
なお国土交通省発表による台風シーズンである7月~9月の欠航率は平成28年度で1.05%、平成29年度は1.44%となっています。
台風シーズンはおよそ100本に1本くらいは欠航になります。
http://www.mlit.go.jp/common/001217660.pdf
台風による飛行機の欠航が決まるのは前日〜当日
台風による飛行機の欠航は前もって大きい台風がくるとわかっている場合には、前日に欠航が発表されます。
しかし到着地の天候や、機材繰りの影響もあるので当日ギリギリになるまで欠航がわからない場合もあります。
実際にわたしも当日空港へ向かう列車の中で、欠航が決定になったこともありました。
台風による欠航の有無は各社ホームページから確認しましょう。以下各航空会社のリンクになります
【LCC】
国内線と国際線で欠航基準が違う
国内線は台風で欠航になっても、国際線はかなりの確率で飛びます。
なぜなら国内線と国際線で運航の権利が違うためです。
- 国内線・・・運航予定当日のみ運航の権利がある
- 国際線・・・運航予定翌日以降も運航の権利がある
そのため国内線は、その日のうちに飛べないと欠航になりますが、国際線は24時間以上の遅延運航ができます。
また、国内線はタイトな機材繰りで飛行しているため、1便が欠航になると玉突き的に機材繰りが困難になり欠航になる場合も多いですが、国際線はフライト間隔も長いためそういった心配も少ないです。
他にも国内線は新幹線などの代替交通手段が確保できますが、国際線はできないため、国際線が欠航になる可能性は低いです。
周辺の交通機関がマヒしていても、10時間位以上の遅延があっても、国際線はかなりの確率で飛ぶ!と頭に入れておきましょう。
台風で飛行機が欠航になると、フライトの取消・払戻・変更手数料はかかりません。
欠航により日をまたぐ場合、ホテルの宿泊費および交通費は保証されません。
代替交通手段として、飛行機以外の新幹線等を利用した場合は全額自己負担となります。
これはANAやJAL、LCCであっても同じです。
通常運賃支払による予約の場合
台風や天災などにより、遅延・欠航した場合、変更・払い戻しに際してキャンセル手数料はかかりません。
キャンセル不可の予約クラスであっても、例外的に1回にまで変更可能です。
なお、予約便出発予定日より30日以内にキャンセル手続きを済ませる必要があります。
特典航空券による予約の場合
特典航空券のキャンセルも同様に払い戻しに際して取消手数料・払戻手数料はかかりません。
特典航空券の場合は予約便出発予定日より10日以内にキャンセル手続きを済ませる必要があります。
- 全区間未使用の場合・・・特典航空券との交換時に使用したマイルはすべて払い戻しされます。
- 一部使用済みの場合・・・特典航空券との交換時に使用したマイルのうち、払戻対象区間に相当するマイル数を算出され払い戻しされます。(往復で復路のみ欠航となった場合、復路分のマイルしか返却されません。)
なお、払戻手続時点で有効期限を過ぎているマイルは払い戻しされません。
ツアーによる予約の場合
基本的に台風による欠航の場合、取消・払戻・変更手数料はかかりません。詳細はツアーで利用する航空会社の規定によります。
台風による欠航にともなう宿泊費や交通費をクレジットカードで無料にする方法
基本的にどのクレジットカードも4時間以上の遅延で保険適用となります。補償金額はクレジットカードによって異なりますが、およそ1万円〜3万円程度です。
- 台風により航空便を乗り継げなくなり、乗り継ぎ地点で宿泊する場合はホテル代、食事代ともに保険適用となります。
- 乗り継ぎがなく、出港地での欠航となった場合は食事代のみ保険適用となります。
また、クレジットカードの保険適用には利用付帯と自動付帯があるので要チェックです。
利用付帯とはこのカードで飛行機代などを支払った時のみ対象となります。
LCCは遅延率が高いので、LCCに乗る場合は利用付帯付きのクレジットカードで支払うようにしましょう。
- 遅延証明書・・・空港デスクで貰う
- 領収書・・・利用店で貰う
- チケットの半券・・・捨てない
補償手続きはクレジットカード会社に電話をかけ、遅延の旨を話し請求書類を送付してもらいます。その後必要事項を記入し遅延証明書等を返送すれば、クレジットカードにもよりますが、1ヶ月程度で保障されます。
乗り継ぎがなく、食事代のみ保険適用となる場合は、クレカの補償で豪華に食事して欠航のことはひとまず忘れてしまいましょう♪
台風で飛行機が欠航になりそうなときの対処法
まずは振替したい便を予約変更可能な運賃(普通運賃等)でネットから予約をいれ座席を確保します。この際決済してはいけません!
欠航にならず、運航した場合、キャンセル料がかかってしまうからです。
その後、欠航が決まった場合、空港の航空会社カウンターに向かい、先ほど予約した振替便名と予約番号を提示し、変更してもらいましょう。
往路が飛べても復路が台風で欠航しそうな場合は、予約した航空会社にそのリスクを説明しましょう。航空会社との交渉次第になりますが、手数料なしでキャンセルできる可能性はあります。
台風で飛行機が欠航になったあとの手続き手順
はじめにすることは代替便の確保です。上の方法で代替便を準備していない場合は、空港カウンターデスクで【空席待ち整理券】を入手します。
空席待ち整理券は欠航が決まった後、空港カウンターデスクでのみ発行されます。これは早い者順になります。
ただし、一番最初に空席待ち整理券を手に入れた、一般会員よりも後からきた上級会員のほうが優先して席があてがわれます。
ANAの場合、具体的には以下のような順番になります。(JALも仕組みは同じです。)
つまり、種別Sと種別Aの空席待ちがすべて終わったあとで、やっと種別Bで空席待ち整理券を受け取った先着順で席があてがわれるということです。
結果、当日の代替便がなさそうな場合は、空港デスクで翌日以降の便を確保します。これは空席待ち整理券ではなく、実際のフライト予約になります。
その後、宿泊地を確保します。空港周辺のホテルはすぐに埋まってしまうので、できるだけ早く予約しましょう。
- ネットから予約変更可能な代替便を予約(支払いはしない)
- 空港の航空会社デスクで予約した便に振り替え願い
- 1の代替便を準備していない場合、早めに空港に行き空席待ち整理券を手に入れる
- 代替便が翌日以降になる場合はすぐに近隣ホテルの予約(その際の交通費、宿泊費は実費)
台風による飛行機の欠航の際、振替とせず一度払い戻しして、新たに予約を入れる場合は、有効期限に注意して払い戻し手続きを済ませましょう。
キャンセルに関する詳細はANAの場合は以下の記事をごらんください。

JALの場合は以下の記事をごらんください。

パックツアーによる予約の場合は、必ず申し込み旅行会社に対応方法を確認しましょう。
旅行の前に土日・祝日の場合の緊急連絡先はメモしておくと安心です。
まとめ
- ANA、JAL、LCCでも変更および払い戻し手数料はかかりません
- 日をまたぐ場合の宿泊費および交通費・食事代は実費です
- クレジットカードによっては食事代等の請求は可能です
- 台風で搭乗予定の飛行機が欠航になりそうな場合は、すぐに代替便を予約変更可能な運賃で予約しましょう(決済はしない!)
- 当日搭乗できないことがわかったら、一刻も早くホテルの予約をしましょう
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