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地震による40時間の停電で何があったのか。実際に体験したこと・必要なものまとめ

平成30年9月6日03時08分に発生した、胆振地方中東部を震源とする地震に被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い被災地の復旧を心からお祈り申し上げます。

北海道在住のわたしが住む地域は震度4で建物の被害もなく、食器棚や本棚などが倒れたりなどの直接的な被害はありませんでした。

しかし、みなさまも報道等でご存知だと思いますが、北海道最大の火力発電所である東厚真火力発電所(北海道厚真町)が緊急停止となり、我が家も含め全道的に停電となりました。

わたしの住む地域は最終的に40時間程度、電気のない生活を送ることとなりました。

今現在(9月9日)は電気も復旧して普段の生活を取り戻しつつあります。スーパー等でも生鮮食品等は少ないものの徐々にオープンしてきました。

備忘録として地震当日から電気復旧まで何があったのか、何を注意し、準備しておくべきなのかまとめておきたいと思います。

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地震当日(9月7日)のようす

地震発生時

夜中3時頃、緊急地震速報が鳴り目が覚めました。体感的には緊急速報と同時にほぼ同時に揺れがおこりました。

私の住む地域は横に大きな揺れがありましたが、テレビや食器なども倒れていなかったのでそれほど強い地震だとは思っていませんでした。

とりあえずスマホを開きtwitterを見ると停電の文字が目に入ったので、家の冷蔵庫を確認すると電気がついておらず、ここでうちも停電なんだと認識しました。

水は出たので、念のため風呂いっぱいに水を貯め、家にあるバケツ等に水を入れ、ブレーカーを落としました。

この時点ではすぐ電気も回復するだろうと考えていたので、明日の仕事に備え再度就寝することにしました。

地震当日の朝

朝8時頃、再度電気を確認したところ、まだ停電中でした。停電が思ったより長いな、とは思いましたが、パソコン動かないから仕事にならないし会社は休みかなぁ、ラッキー!などと、のんびり考えていました。

会社に電話し、とりあえず電気が復旧するまでは自宅待機とすることになりました。朝8時の時点では通話は問題なく可能でした。

twitterとラジオで地震に関する情報を確認すると、震度6強(この時点では)と思った以上に被害が大きいな、とはじめて認識しました。

地震により道内の大きい発電所が停止したので、全道的に停電しているとのニュースで、なんとなく我が家の停電理由もわかってきました。

世耕弘成経済産業相が北電に対し午前中に復旧のメドを立てるよう指示、とのニュースがで午後からは仕事だなと考えていました。

また、北電の友人情報で水力発電所が再開したので今日中に復旧の見通し、ただし計画停電はあるかもとのLINEも届きました。

そういったことからも電気はすぐ復旧すると思っていました。この時点では道内在住のフォロワーのツイートも多かったように思います。

しかし、同じ地域在住のフォロワーの中には断水して、水が出ないというツイートもありました。断水になったフォロワーの近所のスーパーでは入場制限がかかり、午前中には2時間程度行列ができていたそうです。

また、同時刻にLINEやtwitterのSNSで『知り合いの消防士が言うにはいったん断水になる』との情報がはいってきました。しかしコミュニティラジオでは水道局の公式発表で断水の予定なし、との発表もあり情報が錯綜していました。

おそらくLINEをくれた方は善意によるものだと思いますが、また聞きの情報はうかつに拡散すべきではないと再認識しました。

断水はしていないのに水が出ない理由は、ポンプにより水を送っている3階建て以上のマンションで、停電になりポンプが停止されるためです。

断水したとツイートしていたフォロワーが水が出なかった理由も上記によるものでした。

ポンプによる圧送の必要のない1階の共用部のトイレや外構部の水は出る可能性が高いのでいざというときのために頭にいれておきましょう。実際に友人宅のマンションでも1階共用部の水は利用できました。

午前中のうちにに飛行機、バス、電車はすべて運行停止との発表があり、信号も止まっていたのですが残す移動手段は車のみとなりました。

いざというときのためにスマホの電池はとっておきたいので、とにかく新しい情報がはいるまでは、kindleにダウンロードしておいた本やビデオを見て過ごすことにしました。

地震当日の昼〜夕方

我が家はオール電化ですが電気温水器のお湯が残っていたのでなんとか温かいシャワーを浴びることはできました。

わたしは自然乾燥でよかったのですが、髪の長い妻はドライヤーが使えないので、体しか洗えず、ボディシートを使って頭皮をマッサージしてリフレッシュしていました。

それだけでも大分気持ちが違ったようです。

停電によりIHコンロは使えなかったのですが、キャンプ用のガスコンロがあったのでかなり助かりました。とりあえず調理ができ、お湯もわかせるので食料の心配がなくなったのは後々、精神的にとてもラクでした。

オール電化の家は最低でもガスコンロ1台とガスボンベ数台は準備しておきましょう!

足の早そうな冷蔵庫の中の生鮮食品を食べ、近所の公園を散歩することにしました。近所の公園では親子連れや炭を起こしBBQしているグループなどもおり、停電が長く続くとは思えないような風景でした。

この時点で会社は完全に休みとなりました。

夕方にかけ、徐々に携帯回線のつながりが弱くなり、電話も繋がらなくなってきたので、暗くなる前にいったん両親と高齢の祖母の様子を見にいくことにしました。

信号がすべて停止していたので、できるだけ信号のない道路を通っていきました。車はみな低速で交差点の譲り合いや運転マナーはとてもよかったように思います。

それでも車同士の事故処理現場を見かけたので、二次災害を避けるためにも車で外出せざるを得ない場合には細心の注意を払うべきだと感じました。

両親と祖母にはモバイルバッテリーを渡しておきました。両親の話では近所のホームセンターでは電池と水をもとめる行列がすごかったそうです。

夕方になり未だ電気も復旧していなかったので、この時点で夜も電気がないことは覚悟していました。

外灯が明かりが消えた大停電の街で見上げた夜空の天の川と星の輝きはとってもきれいでなんだか不思議な気持ちになりました。

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地震当日の夜

ラジオから役所や大きい病院周辺は電気が復旧したとのニュースがはいってきました。コミュニティセンターと役所を開放しており、毛布等の準備や充電も可能との情報も得ました。

キャンプや野外フェスで使ったLEDのランタンが2台あり電池も大量にあったので晩ごはん時の明かりに困ることはありませんでした。

中心部も復旧し始めているし、この分なら明日の朝には復旧しているだろうと考え両親宅から帰宅し就寝することにしました。

帰宅した我が家では夜にはネットも繋がらなくなりtwitterも更新できなくなりました。

普段ラジオはradikoで聞いているのですが、我が家のエリアでは完全にネットに繋がらないので、聞くことができなくなってしまいました。ちなみにキャリアはauでした。

後々友人に確認するとキャリアやエリアによって聞けたり聞けなかったりだったようです。

体感では私の住むエリアでは携帯電話基地局の非常用電源は半日以上1日未満はもったようです。必要な情報や安否の連絡は電波が届く間に済ましておくべきだと勉強になりました。

これで情報を得るにはカーラジオのみとなりました。電池式のラジオを1台準備しておけばよかったと思いました。

また、スマホの充電が少なくなり、車のシガーソケットチャージャーが壊れていたのに買い替えていなかったことを非常に後悔しました。

とりあえずモバイルバッテリーがもう1台あったのでそれで妻と2人分のスマホの充電をしていましたが、そろそろなくなる気配だったので翌日も電気が復旧していないようなら、情報を得るついでに役所に行き充電しようという話になりました。

地震翌日(9月8日)

地震翌日朝〜昼

朝になっても結局電気は復旧していませんでした。車に乗り、ラジオを聞くと、まだ中心部とごく一部の復旧にとどまっているようでした。

ラジオの情報だとスーパーでは店頭での限定販売ですが水や食料を販売していたようです。夜には自衛隊によるおにぎりと豚汁の炊き出しがコミュニティセンター各所で行われるとの情報もラジオで流れていました。

生鮮食品を扱う飲食店やラーメン屋さんは食事の無償提供や格安販売をおこなってくれ、本当にありがたかったです。

充電のために中心部の役所に行き30時間ぶりにテレビを見て被害の状況を把握しました。震源地近くのがけ崩れはかなり甚大な被害でした。映像で見てその酷さを再認識しました。

充電スペースは混雑しており、充電も順番待ちで20分に限定されていました。複数ポートのUSB充電器は持っていったのですが、コンセントの数が限られているので電源タップを持っていけばよかったと思いました。

充電器の貸出はないので自分たちで用意する必要があります。キャリアショップでも充電スペースを開放していましたが、そちらも長蛇の列となっていました。

2人分の充電なら最低でも10000mAh程度のモバイルバッテリーを準備しておいたほうがいいと思いました。

役所周辺部はスマホの電波もあり、ここで道外の友人から安否の確認LINEがいっせいに届きました。とってもうれしく、ありがたいなと心から思いました。

地震翌日昼〜夕方

役所周辺部の友人宅の様子を見に行くと笑顔で出迎えてくれました。家にこもっていると気持ちがふさぎ込んでしまうので、可能であれば友人に会いリラックスして過ごすことが大事なことだと実感しました。

友人宅は役所の徒歩圏内ではあるものの電気はまだ復旧してませんでした。復旧範囲はかなり細かいエリア分けがされているようでした。twitterでも通りの向こうは通電しているのにウチはまだしていないとのツイートが多数ありました。

停電2日目の夜を控えてか、このころから停電に関してだんだんイライラしているツイートも増えてきたように思います。

電波がはいるので15時過ぎまで友人宅で過ごしていると、両親から電気が復旧したとのLINEが届きました。

そのため一度自宅の様子を見に行きました。100m先は電気が復旧しているのですが、我が家ではまだ電気は復旧されていないという状況でした。

この辺りで冷凍庫の食材が溶け始め危なくなってきたので食材をすべて持ち出し、先に電気が復旧した両親宅の冷凍庫に入れてもらうこととしました。

キャンプ用の保冷剤を5つほど冷凍庫に入れて凍らしてあったので、体感では冷凍庫のものはおそよ30時間程度は持ったように思います。

日頃からある程度レトルト食品やランタン、保冷剤等の準備をしておけば、家にあるもので2,3日は持つので、スーパーやコンビニに走り無駄に買いだめしないですむと実感しました。

実際この停電期間で購入したのは200mlの野菜ジュース1本だけでした。

地震翌日夜

確認できる範囲で信号機はほぼすべて復旧していたようだったので、食事を済まし自宅に帰ることにしました。

自宅周辺の近所の家の明かりが見え、ここでやっと電気の復旧を確信しました。自宅に電気がついたときのホッとした気持ちはなんとも言い表せません。とっても嬉しく心配してくれたみんなにLINEの返信をしました。

こうして約40時間ぶりに自宅に電気が灯りました。停電がもう1日となると個人的にはけっこう精神的にも厳しいなといった感じでした。

しかし、停電復旧後も『自衛隊の友人によると〜亀裂があり5,6時間後に地震あるので備えておこう』といったデマがSNSで拡散されていたので、本当に余計なRTや拡散は絶対にやめましょう!

また、twitterでは今回の地震に関する『札幌』、『旭川』など地名を含んだおもしろおかしいRTがされていたが、本当に地元の情報が欲しい当事者からすると検索の邪魔でしかないのでやめてほしいと感じました。

役に立ったもの・準備しておけばよかったもの

役に立ったもの

  • ガスボンベ、ガスコンロ
  • LEDランタン
  • 電池
  • 保冷剤
  • 複数ポート
  • ボディシート

準備しておけばよかったもの

  • シガーソケットチャージャー
  • 大容量モバイルバッテリー
  • 電池式ラジオ
  • 電源タップ

今回の停電で思ったこと、学んだことまとめ

  • 停電はしたが、水はあったのでまだ気持ち的に余裕があった。ダブルはかなり辛い。
  • 水が出るうちにできるだけ水を貯めておくのは大事。
  • 断水はしなくてもマンションなら水がでないことがある。
  • 髪の長い人(妻)はドライヤーが使えないので、シャワーを浴びる代わりにボディシートがとても役に立った。
  • 普段まとめてあるキャンプグッズ(ランタン等)がそのまま役に立った。
  • 『知り合いの〜によると』等ソースが弱かったり、確認できないものはデマの可能性もあり拡散すべきではない。
  • 不安や善意が混乱を拡大させていく。
  • 充電スポットに行く際は電源タップと複数ポートを持っていく。
  • 携帯電話基地局の非常用電源は半日〜1日くらいしかもたない。安否の連絡はその間に。
  • ネットが繋がらなくなると電池式のラジオが一番頼りになる。(特にコミュニティラジオ)
  • webやtwitterの画像はみれない、テキストの情報しか開けない。
  • スーパー、ガソリンスタンドは2時間程度は並ぶ。
  • ある程度のレトルト食品と防災グッズを準備しておくだけでスーパーに並ばずにすむ。
  • オール電化の場合ガスコンロは必須。調理できるとできないとでは気持ちの余裕がぜんぜん違う。
  • 自家用車があればシガーソケットチャージャーは必須。
  • 日常でも車のガソリンは半分くらいはキープしておく。
  • 外灯が消えた星空はめっちゃきれい。
  • 余計なRTは検索の邪魔。
  • 知人友人から届いた心配のLINEやメッセージはすごくうれしかった。

今回の地震の関する北電及び関係各社、地元ラジオ各社の従業員様方による尽力には感謝の念が尽きません。あらためて感謝いたします。ありがとうございました。

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